干渉電流型低周波治療器「スーパーカイネSK-10W」― 操作性と快適性を両立した、ミナト医科学の進化モデル

スーパーカイネSK-10Wとは

ミナト医科学が開発した「スーパーカイネSK-10W」は、干渉電流型低周波治療器の中でも特に使いやすさと快適性にこだわったモデルです。理学療法や接骨院での疼痛緩和・筋肉のリラクゼーションを目的とした施術に幅広く対応できるよう設計されており、1台で4人同時治療が可能です。操作のしやすさ、導子の使いやすさ、そして患者様の快適性までを考慮した“現場目線”の治療器です。

独立した4チャンネルポンプで安定した吸引を実現

SK-10Wには、4つのチャンネルがそれぞれ独立した低騒音ポンプを搭載しています。従来のように全チャンネルが同一圧力で動作するのではなく、患者一人ひとりの状態に合わせて吸引圧を調整することが可能です。これにより、常に安定した吸引力を保ちながら快適な治療を提供できます。

独立ポンプ構造はポンプ作動音を抑制し、静かな治療環境づくりにも貢献します。リハビリ室や治療スペースでの快適性が向上し、患者様へのストレス軽減にもつながります。

コンパクトな設計で省スペースを実現

スーパーカイネSK-10Wの本体サイズは、幅380mm、奥行340mm（占有幅480mm）と非常にコンパクトです。治療機器が多く設置される接骨院・整骨院やリハビリテーション室でもスペースを圧迫せず、限られた環境でも効率的に配置できます。省スペース化を図りながら、出力性能や安全機能を犠牲にしない点が、この機種の大きな魅力です。

スリムフィット導子で患者様へのやさしさを追求

導子の軽量化にもこだわり、従来比で約半分の軽さを実現した「スリムフィット導子」を採用しています。吸着に必要な圧を低減できるため、施術後の吸引跡がつきにくく、肌への負担を最小限に抑えます。

さらに、導子中央部の突起をなくし、コードを側面から接続することで、従来より薄型化を実現しました。衣服内での装着がしやすく、背中や肩など治療しにくい部位でも快適に施術できます。治療の効率だけでなく、患者様の安心感にも配慮された設計です。

快適性を高める大型保温導子プレート

導子を使用する際に感じる「冷たさ」を解消するため、SK-10Wには大型の保温導子プレートが搭載されています。導子を常に心地よい温度に保つことで、治療中の不快感を軽減し、よりリラックスした状態で施術を受けられます。特に寒い季節や高齢者の方への施術時に、この保温機能が高く評価されています。

3つの治療モードで幅広い症状に対応

スーパーカイネSK-10Wは、患者様の症状や治療目的に合わせて3種類の治療モードを選択可能です。

ハイパーモード
2種類の異なる治療波を組み合わせ、青・黄の導子それぞれから流すことで、新たな刺激感を生み出します。異なる波形の干渉による独特の刺激は、深部筋へのアプローチにも効果的です。

オートモード
治療中に周波数や搬送波を自動で変化させるモードです。通電に慣れが起こりにくく、治療部位や症状に応じて柔軟に対応できます。施術者の負担を減らしつつ、患者様に心地よい刺激を提供するのが特徴です。

ユーザーモード
通電形態を手動で設定・記憶できるカスタムモードです。部位や症状に合わせて独自の周波数を設定でき、経験豊富な施術者がより細やかな調整を行う際に活躍します。

これら3つのモードを組み合わせることで、筋肉疲労・神経痛・関節痛・慢性痛など、多様な症状に柔軟に対応可能です。

現場で求められる安全性と操作性

スーパーカイネSK-10Wは、安全設計にも配慮されています。ゼロスタート方式やストップスイッチ、安全ヒューズを備え、出力エラーや誤操作によるトラブルを防止。さらに、大型液晶パネルで治療状態を一目で確認できるため、施術者も安心して操作できます。

現場では、1台の治療器で複数の患者を同時に施術することも多いため、こうした安全性と視認性の高さは大きな利点です。

まとめ

ミナト医科学の干渉電流型低周波治療器「スーパーカイネSK-10W」は、患者様へのやさしさと施術者の使いやすさを両立したバランスの取れたモデルです。4チャンネル独立制御による効率的な施術、省スペース設計、快適性を高めるスリムフィット導子など、現場で求められる機能がコンパクトにまとまっています。接骨院・整骨院の治療効率を高め、患者満足度の向上を目指す先生方にとって、非常に実用的な選択肢です。