2025年11月13日
ウォーターベッド導入を検討する前に知っておきたいポイント|選び方・費用・期待効果
取扱機器
ウォーターベッド(ウォーターマッサージベッド)は、寝るだけで全身マッサージができる設備として病院・クリニック・整骨院・接骨院・リハビリ施設で注目されています。ローラー型や手技中心の治療とは異なり、水圧・浮力・ジェット噴流を活用できるため、導入を検討する際は「選定ポイント」を知っておくことが重要です。
この記事では、ウォーターベッドの構造と機能、導入施設におけるメリット、導入前に確認すべきチェックポイント、費用や運用設計、導入後に期待できる効果を整理して解説します。
ウォーターベッドとは?構造と基本機能
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ウォーターベッドは大きな水槽の上にラバーマットで覆われたベッドです。患者さんは上に横になるだけで、ジェット噴流や水圧を使ったマッサージを受けることができます。多くの機種では、噴流パターン・速度・強弱・間隔を調整でき、浮かんでいるような心地よい感覚で施術を受けられます。
病院・クリニック・整骨院・接骨院・リハビリ施設での導入メリット

体型・年齢を問わない対応力
水の浮力で身体を支えるため、腰が曲がった方や関節が硬い方でも無理なく横になれます。服を着たまま利用できる機種も多く、幅広い患者層に対応可能です。
リラクゼーション+治療効果
寝るだけで全身マッサージが受けられるため、筋緊張の緩和・血行促進・ストレス軽減・睡眠の質向上など、治療だけでなくリラクゼーション効果も期待できます。
自費単価アップ・集客効果
ウォーターベッドの導入は設備の差別化につながります。自費メニューとして「寝ているだけの全身ケア」「高齢者・疲労者向けコース」などを提供することで、新規集客や単価アップが見込めます。
導入前に確認すべきポイント
設置スペースと動線
ウォーターベッドは通常のベッドより大きく、搬入経路・電源・給排水の確保も必要です。患者さんが安全に乗降できる動線も検討しましょう。
初期費用とリースの活用
新品導入の場合は数百万円になることもあります。リース契約を活用すると、初期費用を抑えながら保守サービスを利用できるため安心です。
メニュー設計と収益シミュレーション
導入後は自費施術メニューとの組み合わせが重要です。1日あたりの稼働数や単価を設定し、導入費用の回収期間をシミュレーションしましょう。
機種選定と操作性
ノズルパターン・水温・操作パネルの使いやすさ・清掃のしやすさなどを確認し、スタッフ・患者どちらも使いやすい機種を選ぶことが大切です。
導入後に期待できる効果
冷え・むくみの改善
水圧刺激と浮力で血流を促進し、下肢のむくみや冷えの改善が期待できます。
肩こり・腰痛・筋膜緊張の緩和
全身を包む水圧刺激で、慢性的な肩こりや腰痛、筋膜の癒着改善に寄与します。
自律神経・ストレス・睡眠質の向上
浮遊感・水圧・温熱の複合刺激が副交感神経を優位にし、リラックス状態を作ります。施術後は睡眠の質向上やストレス軽減が期待できます。
導入を成功させる運用ポイント
設備訴求と集客
ホームページやチラシで「寝ているだけで全身ケア」「高齢者向けマッサージ」などのキャッチコピーを活用すると差別化につながります。
稼働モデルと収益設計
1台あたりの1日稼働数や単価を設定し、月間売上や回収期間を逆算して運用計画を立てましょう。
スタッフ教育
機器操作・患者説明・乗降フォロー・清掃衛生管理を研修し、初回利用者への不安を解消することがリピートにつながります。

よくある質問
Q1. 従来型ローラーベッドとの違いは?
A. 浮力による支え、水圧・振動アプローチ、リラクゼーション効果が特徴で、高齢者や刺激に敏感な方でも安心して使用できます。
Q2. メンテナンスやランニングコストは?
A. 水の交換や電気代がかかります。
Q3. どんな患者層に向いていますか?
A. 肩こり・腰痛・冷え・むくみ・ストレス・睡眠障害・高齢者など、慢性の症状を抱える方に適しています。
まとめ
ウォーターベッドは「寝るだけで全身ケア」が可能で、病院・クリニック・整骨院・接骨院・リハビリ施設における設備差別化に有効です。
- 体型や年齢を問わない
- リラクゼーション+治療効果
- 自費メニューとして収益化可能
設置条件・費用・運用モデルを整理し、計画的に導入することで、患者満足度向上と収益化の両立が可能です。
執筆者:
株式会社リードメディカル 山崎紀之
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