2025年11月12日
接骨院開業は何歳から?年齢別で考えるメリット・注意点
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接骨院・整骨院の開業は、柔道整復師資格を持つ先生なら誰でも夢見るステップですが、実際には年齢によって考え方や準備の方法が変わります。
この記事では、「接骨院 開業 年齢」という視点で、年齢ごとのメリットや注意点、開業に必要な考え方を整理します。
1. 20代での開業:チャレンジ精神と柔軟性
20代での開業は、経験は浅くても柔軟性と吸収力が高いのが特徴です。
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メリット
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新しい治療や集客手法を取り入れやすい
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融資や助成金の審査で若手のフレッシュさが評価されることもある
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長期的なキャリア形成が可能
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注意点
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実務経験が少ない場合、保険取扱いで施術管理者要件を満たせないことがある
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施術管理者になるには、2024年4月以降は最低3年間の実務経験が必要です
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実務経験として認められる勤務先は以下です
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柔道整復施術所(整骨院・接骨院など)
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保険医療機関(整形外科・病院など)※ただし、最低1年間は施術所での実務経験が必要
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患者さんやスタッフへの説得力が不足しやすい
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資金面で自己資金が少ないケースが多く、運転資金計画を慎重に
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20代で開業を考える場合は、接骨院開業に必要なものリスト 参考に、資金と経験のバランスをしっかり確認しましょう。
2. 30代での開業:安定した経験と挑戦の両立
30代は、勤務経験が一定あり、技術・経営感覚も育っている年代です。
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メリット
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保険請求や運営経験があり、スムーズに開業準備ができる
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融資やリース契約などで信用力がある
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経験と体力のバランスが良く、開業初期の忙しさにも対応しやすい
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注意点
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家族がいる場合、生活費や教育費を考慮した資金計画が必要
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安定を求めるとリスク回避型になりすぎ、集客戦略に慎重になりすぎることも
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30代での開業は、接骨院開業の流れをわかりやすく解説を参考にスケジュール感を意識して準備するのがおすすめです。
3. 40代以上での開業:経験を武器にする時期
40代以降は、長年の臨床経験や人脈を活かせる年代です。
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メリット
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患者さんとの信頼関係やネットワークを活用できる
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経営・集客のイメージを具体的に持って開業できる
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開業後の戦略を現実的に描きやすい
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注意点
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体力面や長期の資金回収期間を考慮する
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最新トレンドの施術や集客手法を学び直す必要がある場合も
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高額融資や保証人の条件が若干厳しくなるケースあり
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経験を最大限に活かすためには、接骨院開業セミナー などで最新情報のキャッチアップを行うのも効果的です。
4. 年齢別の開業戦略のポイント
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若手(20代)
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少ない資金でも融資やリースを活用
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施術管理者要件を満たすために勤務経験を計画的に積む
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中堅(30代)
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安定感を武器に、スタッフ採用や集客計画を明確に
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開業前に実務経験で得た成功事例を整理
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ベテラン(40代以上)
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技術やネットワークを活かし、自費中心のメニュー設計も検討
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開業後の体力・リスク管理を計画的に
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5. 年齢に関わらず押さえるべき開業の基本
年齢を問わず、以下の要素は必ず確認しておきましょう。
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柔道整復師資格の確認と施術管理者要件のチェック
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資金計画と運転資金の確保
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物件選び・内装・医療機器の準備
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保健所・厚生局・税務署などへの届出
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開業後の集客と運営体制の整備
まとめ:年齢は開業の考え方に影響する
接骨院・整骨院の開業は、年齢によって準備の進め方や戦略が変わります。
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20代:柔軟性と挑戦力を活かす
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30代:安定感と経験を武器にスムーズに準備
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40代以上:経験とネットワークを活かし、戦略的に開業
年齢に関わらず、施術管理者要件や資金計画、行政手続き、集客戦略を整理することが成功の鍵です。自身の状況に合わせて、セミナーや専門家のサポートを活用するのもおすすめです。
執筆者
株式会社リードメディカル 山崎紀之
接骨院・整骨院の開業支援を全国で行う。
集客・医療機器・融資で、トータルでサポートしています。
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