超音波治療器「ウルトラソン RE-3000」とは 接骨院・整骨院で選ばれる理由を徹底解説|日本メディックス
名称
ウルトラソン
メーカー
株式会社日本メディックス
カテゴリー
超音波治療器
概要
ULTRASON RE-3000は超音波療法の既成概念を覆します
◆「超音波治療器」と「超音波骨折治療器」、2つの目的で使用可能。
◆2ch同時照射は照射面積の広がりにより治療の最速化を図れます。
◆超深層筋群などの照射に適した周波数750kHz。
◆症例や治療部位、目的に応じたクリニカルガイダンスをご用意。症例別に登録されている設定値を参考に、超音波周波数、強度、治療時間などの設定が治療画面に反映可能。
接骨院・整骨院で使用される物理療法機器の中でも、超音波治療器は「深部までアプローチできる治療器」として重要な位置づけにあります。
その中で、日本メディックスが提供する 超音波治療器 ウルトラソン RE-3000(ULTRASON RE-3000)は、 従来の超音波治療器のイメージを大きく変える多機能モデルです。
本記事では、
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ウルトラソン RE-3000とはどんな超音波治療器なのか
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接骨院でどのように使われているのか
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導入すると何が変わるのか
を、現場目線で詳しく解説します。
ウルトラソン RE-3000とは
ウルトラソン RE-3000は、日本メディックスが開発した 次世代型の超音波治療器です。
最大の特徴は、
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「超音波治療器」
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「超音波骨折治療器」
この2つの目的で使用できる点にあります。
従来は、 「軟部組織用」「骨折用」で機器を分けて考える必要がありましたが、 ウルトラソン RE-3000では、 1台で幅広い症例に対応できる設計になっています。
超音波治療器としての特徴
深部組織へのアプローチが可能
ウルトラソン RE-3000は、 周波数750kHzを採用しています。
この周波数帯は、
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超深層筋群
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深部の靭帯・腱
などへの照射に適しており、 表層だけでなく深い部分まで届きやすいのが特徴です。
慢性的な筋緊張や、 なかなか改善しにくい深部由来の症状に対して、 超音波治療の強みを発揮します。
2ch同時照射による治療効率の向上
ウルトラソン RE-3000は、 2ch同時照射に対応しています。
これにより、
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照射面積を広く確保できる
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左右同時、または広範囲への同時アプローチが可能
となり、 治療の効率化・時間短縮が期待できます。
患者さんの滞在時間を意識する接骨院にとって、 オペレーション面でのメリットも大きいポイントです。
超音波骨折治療器としての役割
ウルトラソン RE-3000は、 超音波骨折治療器としても使用可能です。
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骨折後の治癒促進
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骨癒合をサポートする目的
といった場面で活用されます。
接骨院では、 骨折後のフォローやリハビリ段階での使用を想定し、 長期的な治療計画の中に組み込みやすい治療器です。
クリニカルガイダンス搭載で使いやすい
ウルトラソン RE-3000には、 症例や治療部位、目的に応じたクリニカルガイダンスが用意されています。
症例別に登録されている設定値を参考にすると、
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超音波周波数
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強度
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治療時間
などの設定が、 治療画面に自動で反映されます。
スタッフ教育にも有効
この機能により、
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経験の浅いスタッフでも使いやすい
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設定ミスを防ぎやすい
といったメリットがあります。
院内での治療のばらつきを抑え、 一定の治療クオリティを保ちやすい点も評価されています。
HVMCデルタとのコンビネーション治療
ウルトラソン RE-3000の大きな特徴の一つが、 HVMCデルタとのコンビネーション治療です。
ULTRASON RE-3000は、 HVMCデルタと接続するだけで、 1つのアプリケータから以下を同時に出力できます。
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超音波
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電気刺激(ハイボルテージ または 微弱電流)
同時照射で治療の幅が広がる
このコンビネーション治療は、 2ch同時に行うことも可能です。
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超音波による深部加温・組織刺激
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電気刺激による神経・筋へのアプローチ
を同時に行うことで、 単独治療では得られない相乗効果が期待できます。
急性期から回復期、 さらにコンディショニングまで、 症状のフェーズに合わせた治療設計が可能になります。
接骨院での主な使用シーン
ウルトラソン RE-3000は、以下のような場面で使われています。
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深部筋由来の疼痛
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腱・靭帯のトラブル
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慢性痛へのアプローチ
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骨折後のフォロー
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電気治療だけでは物足りない症例
特に、 「深部まで届かせたい」「もう一段階踏み込みたい」 という症例で選ばれています。
ウルトラソン RE-3000はどんな接骨院に向いているか
向いている院
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超音波治療をしっかり活用したい
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深部組織へのアプローチを重視している
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骨折後のフォローまで対応したい
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デルタと組み合わせた治療を行いたい
導入前に考えたいポイント
ウルトラソン RE-3000は、 「なんとなく超音波をやりたい」院よりも、 治療設計を考えて使いたい院向けの治療器です。
治療方針と合えば、 非常に心強い武器になります。
まとめ|ウルトラソン RE-3000の価値
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超音波治療器と骨折治療器の2役
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周波数750kHzで深部までアプローチ
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2ch同時照射で治療効率アップ
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クリニカルガイダンス搭載で使いやすい
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HVMCデルタとのコンビネーション治療が可能
「超音波治療を、次のレベルへ引き上げたい」
そんな接骨院・整骨院にとって、 ウルトラソン RE-3000は非常に実用性の高い1台です。
執筆者
株式会社リードメディカル 山崎紀之
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仕様
| 一般的名称 | 超音波治療器(JMDNコード:11248000)、超音波骨折治療器(JMDNコード:18154000) |
|---|---|
| 分類 | 管理医療機器 特定保守管理医療機器 |
| 超音波治療器 | 超音波の熱および非熱生理学的反応による疼痛の緩解、 微小マッサージ作用、筋肉痛および関節痛の軽減 |
| 超音波骨折治療 | 身体の骨の部位にパルス低強度超音波を与えることに よって骨折時等の骨の形成を促進し、治癒の促進を行う |
| 電源電圧 | AC100 - 240V 50/60Hz |
| 電源入力 | 140VA |
| 寸法(mm) | 268W×130H×310D |
| 質量 | 4.0kg |
| 電撃保護形式 | クラスⅠ機器、BF 形 |
| 認証番号 | 301AIBZX00002000 |
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