整骨院開業前に決めなくてはいけないコンセプト

コンセプト

­開業する上で真っ先に決めなくてはいけないのがコンセプトです。
多くの整骨院の先生方は、このコンセプトを決めずに開業されています。
ひと昔前なら、開業してから名前を少しずつ知らい、少しずつ患者さんが増えてくるという流れが、出来ていたのですが整骨院の開業が急増しているため、選ばれるための策も立てなくてはいけません。

「痛くなったら来てください」という整骨院では選ばれません。ここではコンセプトをなぜ決めなくてはいけないのでしょうか?

1.コンセプトって何?

質問で多いのが
「コンセプトって何ですか?」
という質問です。すでに開業されている先生でも考えたこともないという方も多いです。

コンセプトは
「全体を貫く概念」です。
これから地域に愛される整骨院作りにおいて土台・基礎となるものです。コンセプトが明確になると患者さんが理解しやすくなり、共感して来院してくれる確率が高くなります。

「老若男女、痛みで苦しんでいる人を助けたい」
というようなありふれたコンセプトですと、他院とも同じようになってしまい、心に響かずに選ばれません。そうならないために他院と明確な違いを出す必要があります。

また、自院の集客や方向性を考える時に、コンセプトがあれば迷う必要がなくなります。例えば、メニューに骨盤矯正があってダイエットメニューもあって猫背矯正もある。なおかつ交通事故専門院など、結局何が売りか?分からなくなってしまいます。

他にはないコンセプトを決めて、長い年月その地域に根付くいた整骨院として愛される院にしましょう!

2.コンセプトを決める流れ

コンセプトは院の方向性を決める意味でも重要なものです。
・コンセプトはどうやって決める?
・他院ってどんなコンセプト?
・作り上げる整骨院の未来は?
これらの点に注意しながら読んでみてください

一つずつ詳しく解説していきます。

2-1.コンセプトはどうやって決める?

それでは、どうやってコンセプトを決めれば良いのでしょうか?
まず考えなくてはいけないのが、『どんな事に困っている人に何をどうやってお届けする整骨院なのか?』先生は、どんな人の悩みをどうやって解決したいですか?

修業先やセミナーで習った技術を活かして、コンセプトを決めるのが1番です。
・筋膜治療
・骨盤矯正
・AKA
・スポーツコンディショニング
など、いろいろ治療技術あると思います。この治療技術を活かせるのは、どんな事が出来なくて困っている患者さんでしょうか?

ひどい腰痛で旅行に行けないのを我慢している
毎日のデスクワークで肩こりがひどい方
周りから姿勢が悪いと指摘されている方
スポーツの大会前までにコンディショニングを整えたい
などと、困っている患者さんがいると思いますので、その患者さんに何が出来るのか?しっかり考えてみてください。

2-2.他院ってどんなコンセプト?

参考になるのが、他院のホームページです。もちろん、ホームページ制作会社が作ったものは、患者さんがパッと見て惹きつけられるよなトップページになっており、参考にならないものも多数ありますが、たくさんホームページを見るだけでも違ってきます。その中でも、まずはなんとなくでも自分のコンセプトを固めていきましょう。

また整骨院を巡って「なぜこんなに患者さんが来ているのか?」「成功要因はどこか」「どんなコンセプトを打ち出しているのか?」などを考えながら見てみてください。
街中に多くの整骨院がありますので、自分がどんな整骨院をやってみたいのか考えてみましょう。

2-3 作り上げる整骨院の未来は?

自分が作り上げる整骨院とは、どんなものか?箇条書きでけっこうですので、書いて見てください。頭の中だけですと忘れたり、毎回違うものになってしまいます。

例)
スポーツに特化、外傷メインの整骨院にしたい。
老若男女関わらず痛みで困っている方を診ていきたい
施術後もアフターフォローをしたいので、運動できる整骨院にしたい

または、院の中に入ったらどんな作りですか?
シックで落ち着いた院
スポーツ選手の写真や実績などを院内広報として出したい
お茶が飲めるスペースを作って治療前、治療後もゆっくり出来るような待合室を作りたい
などなど。

次にどんな患者さんが来て欲しいのか?考えましょう!上記のようなスポーツに特化した整骨院ですと、
・スポーツをやっている人
・学生で部活動をやっている
・趣味でマラソンや登山をしている
などなど。

逆に来て欲しくない患者さんを考えるのも必要です。
・保険証だけ出してマッサージして欲しい人
・予約制なのに時間を守らない人
・運動療法の宿題をやってこない人
などなど。
今、働いている整骨院でもいますよね?思い出して書きとめていってください。

3.コンセプトを具体的に決めましょう!

〇〇の人たちのために〇〇というものを提供できるのが〇〇整骨院

このように当てはめると分かりやすくなっていきます。

例えば

『何度も繰り返してしまうスポーツのケガで困っている人のために、再発しないトレーニングを行うスポーツ疾患専門整骨院』

こちらをもう少しスッキリさせると、
『再発させないアスリートのための整骨院』
となり、もう少しオリジナリティを出した方が患者さんから「ここしかない!」と思ってもらえると思います。

まとめ

コンセプトとは、メニューや院作りを目指す考え方をその言葉に詰め込んだものです。コンセプトを作る事で自院のメニューや方向性もハッキリし、患者さんの目に他院との明確な違いを表すことができます。

全ての患者さんに訴えかけることは、できなくてもコンセプトを決めることで多くの患者さんから選ばれるようになります。

勤務中に自院のコンセプトを決め、開業前に準備してみてください。